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裏技的方法も!放課後等デイサービスに通うには?

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アマミ
アマミ

こんにちは!

障害児ママライターの
べっこうあめアマミです。

知的障害を伴う自閉症の息子ときょうだい児の娘を育てながら、
「障害がある子ども」ではなく
「障害児のママ」に軸足をおいた発信を続けています。

障害児育児をもっと楽に、
ママの笑顔につながればうれしいです。

前回の記事では、
重度知的障害がある息子の
就学活動について
お話させていただきました!

実は、就学先選びの他に
もう一つ。
息子が年中のときから
就学に向けて
動き出したことがありました。

それは…

放課後等デイサービス

(通称:放デイ)

まずは

「放課後デイサービス」ってなに?
どんな活動をするの?

障害児ママさん
障害児ママさん

という方にむけて
簡単に説明します。

放課後等デイサービス(放デイ)とは

小中学校や特別支援学校に通う
小学生から高校生までの障害児を対象とした
放課後や休日の居場所を提供する場所です。

  • 生活の自立を促す取り組み
  • 創作活動
  • 地域との交流
  • 余暇活動

…など、いろいろな活動をします。

特別支援学校以外に通う子は部活動などもあるためか、実際には、利用者の多くが小学生という事業所は多いです。
大きい子でも中学3年生くらいまでの子が在籍中という所が多かったです。

詳しくは後述しますが、
放課後等デイサービス(以下放デイ)を利用すると
子どもの放課後や休日の時間の充実度が上がるだけではなく
親は精神的にかなり解放されます。

アマミ
アマミ

放課後に居場所を作ってもらえるのは
親も子も
とてもありがたいんです。

障害児ママさん
障害児ママさん

でも年中から探すほど?

もちろん、絶対!!
というわけではありません。

しかし私がそんなに
早くから動いたのには
ワケがありました。

今日の記事では、

  • 放課後等デイサービスに通う利点
  • 放課後等デイサービス激戦問題を勝ち抜く方法

について更新します。

放課後等デイサービスについて詳しく解説

平成24年4月に生まれた、比較的新しいサービス

でも放デイは、
実はそんなに昔からあるサービスではありません。

平成24年4月に
児童福祉法によって位置づけられた
比較的新しい福祉サービスなのです。

そのため
制度自体の歴史がまだまだ浅く
利用者のニーズも様々。

提供されるサービス内容も
事業所によって様々で

「放課後等デイサービスはこういうことをやる場所」
というのを明確に説明するのはけっこう難しい
です。

でも活動内容に違いはあれど、

学齢期の障害がある子どもの健全な育成を図る

という考え方は
どこの事業所も同じはずです。

放デイで精神的負担が減る!障害児ママの本音

放デイに通わせることができると
子どもの放課後の充実度が全然違います。

そして、なにより、
親も精神的に
かなり楽になります。

障害児育児は、
子どもの放課後の過ごし方に辛さを感じることが多いのです。

なぜ放課後の育児が
つらいのか?
理由は主に、
下記の通り2つがあるのではないでしょうか。

①一番忙しい時間帯にずっと子どもに付きっ切り

1つ目は、

一番忙しい時間帯に
自分の時間が取れない

ことです。

程度の差はあれど、障害がある子どもはなかなか一人で遊べません。
そのため特別支援学校から帰ってくると
ずっと子どもに付きっ切り。

夕方の忙しい時間帯に、
家事をする時間や自分時間が取れないのは
想像に容易いですよね!

②中学年くらいから、公園で遊ぶのが辛くなる

2つ目は、

遊ぶ場所を求めて公園に行っても、気まずい気持ちになることがある

ということです。

小さいときは、
親と公園に行っても
なんら違和感はありません。

でも、小学校中学年になったときはどうでしょう?
中学生になったら?

アマミ
アマミ

小学校低学年でさえ
子ども同士で遊んでいるのに…。

このような理由から、
障害児育児は家でも外でも
精神的辛さがあるのです。

そのため、
放課後に子どもの居場所を
作ってもらえるのは
障害児を抱える親にとって
とてもありがたいことなのです。

保活以上!放デイには空きが出ない理由

超激戦すぎる!キャンセル待ちだらけの放課後等デイサービス

私は息子の放デイ探しを
就学先選びと並行して
年中からはじめました。

なぜなら…

放課後等デイサービス、
入れるの超激戦問題!!

もちろん激戦といっても
地域差はあると思います。

ですが、
放デイはどこも
慢性的に定員いっぱい!!

キャンセル待ちだらけでした。

私の住む地域でも
その激戦度は保活以上で…

先輩ママたちから
深刻な顔で、

放デイは今のうちから
動いておいた方がいいよ!!

障害児ママさん
障害児ママさん

と言われていたのです。

なぜ放デイには空きが出ないの?

ちょっと考えてみて下さい。

児童発達支援(未就学児の療育)は
長くて2〜6歳くらいの期間
もっと短かいこともありますよね。

頻度も
週5の所もありましたが、
週1~3くらいだったり
隔週くらいで通う子もいて様々です。

ですが、
放デイの期間は長くて
小1~高3。

途中でやめる子も多いですが
学童や習い事に通うのが
難しそうな重度の障害がある子ほど
辞めないことが多い
です。

頻度も、
「できるだけ多く通わせたい」
親御さんが多い印象
です。

…どうしても
児童発達支援以上に
空きが出にくい
ですよね。

ざわつく説明会場!厳しい現実が私を奮い立たせた!

私を焦らせたのには
もうひとつ理由がありました。

コロナ前だったので
地域の放デイ各事業所の責任者が一堂に会する
大規模な放デイ説明会があったのですが、
渡された資料をめくると…

ほとんどの事業所が
今年度の募集人数

1~2名
or
若干名

※あくまで私が住んでいる地域の話です

ここは放デイ激戦区なのか?

ざわつく説明会会場。

アマミ
アマミ

ムリゲーすぎる!!!

放デイの厳しい現実に直面した私。

でも対象年齢やその魅力を考えても
放デイが人気なのは充分頷ける。

…ならばやることはひとつ。

アマミ
アマミ

すぐに動こう!!

放課後等デイサービス内定までの道のり

年中から始動。とにかく片っ端から電話で問い合わせた

フットワーク超軽なのが取り柄!

息子が幼稚園年中の秋。

このタイミングで動くのが正解だったのか
正直よくわかりません。

でも、私はとりあえず
説明会の資料に載っていた
放デイの事業所で家から近い所に
片っ端から電話をかけました。

だいたいどの施設も
車で30分くらいまでが
送迎の範囲なことが多かったです。

ただし
電話口でよく言われたことは

放デイの方
放デイの方

年長になって
進路が決まってから来てください。

「見学はできるけど
進路が決まってないと
具体的な話はできないし、
待機の列にいれることもできない。」

と言われることが多かったです。

でも…

アマミ
アマミ

これは結果論ですが、
実際に年長になって
進路が決まってから行くと
だいたいどこも
入るのは厳しい状況
です。

夫

そもそも進路が決まるタイミングって
それぞれだしね。

ついに放デイ内定!粘り強い行動が吉と出ることも!

しかし事業所の中には
見学して気に入ったら
まだ年中でも
入学予定年度の待機列に
いれてくれる
という所もありました。

だから、そういう事業所に積極的に行きました。

そして実は
息子が通っている
放デイの事業所のうち1つは
まさに年中のときに
お願いした事業所なんです。

放デイの方
放デイの方

かなり早い段階から来てくれていたから

と言っていただきました。

「まだ早い」
って言われると心が折れるし
「そんなに早くから
動かれると競争が激化して困る」
って思われるかもしれないけど…

アマミ
アマミ

早く動いてよかったよーー!!

と私のブログの読者さんたちには
コソッとお伝えしておきます。

結果として今
人気のある2か所の放デイを利用して
週5日通わせることができています。

放デイどこにこだわる?私の希望と理由

放デイへの希望条件が多ければ、早く動く必要あり

もし、

  • 「入れればどこでもいい」
  • 「週1くらい通えればいい」
  • 「事業所にこだわりはない」

のであれば、
そんなに焦らなくても
どこかに入れると思います。

でも私は…

私の希望は…
  • 仕事をしたいので週5希望
  • 息子の障害が重く
    学童に入れるのは不安
    (受け入れてもらえない可能性も高い)
  • 様々なリスクを考えると2か所併用にしたい
  • 娘の保育園送迎もあるから送迎付きがいい
  • できればしっかり療育してくれる事業所がいい

…と考えていたので
全ての希望を叶えるために早く動いた!
というのもあります。

2箇所併用でリスクヘッジになる。感染での閉鎖対策にも

私が放デイを
2箇所併用にしたかった理由は、
放デイ利用のリスクヘッジを考えたことでもあります。

当時はコロナ禍だったので、
「1か所閉鎖になれば
放デイは使えなくなってしまう」
という危機がありました。

アマミ
アマミ

実際に、感染者が出て
放デイ閉鎖はよくあることでした。

また、雰囲気が子どもに合わなかったり、
相性が悪いお友だちがいた場合、
もう1か所の放デイを利用することができます。

仕事をしたいとなると、
放デイが休みになることは
かなりの痛手につながります。

こういったリスクを分散する意味で
放デイを
2か所を利用しようと思ったのです。

裏技的な放デイさがしの方法をこっそり伝授

繰り上がり狙い!児童発達支援&放デイ両方の施設に入る

そして年中から
放デイ探しをするとしたら…

単純に放デイを探すだけではなく
もうひとつ裏技的な?方法もあります

それは…

児童発達支援

放課後等デイサービス

両方やっている事業所に児童発達支援から入る

というやり方です!!

アマミ
アマミ

つまり、
繰り上がりをねらう!!

放デイの事業所の中には

放デイだけやっている事業所

もあれば

児童発達支援(児発)と
両方やっている事業所

もあります。

②のタイプの事業所だと
既に児発で在籍している子が
優先的にそのまま放デイに移行します。

つまり、

  • 親は「放ディ入れないのでは?」という不安から解放される
  • 子どもも慣れ親しんだ居場所に就学後も通い続けられる
  • 事業所側もよく知っている子どもだから安心

と良いことづくめです。

ただし!児発も
なかなか入るの大変ですよね?

私はこのやり方も目指しましたが
そもそも児発にすぐに入れる空きが無く、
待っているうちに年長になりそのまま就学
でした。

アマミ
アマミ

年中の秋よりもっと早い時期だったら
この方法もよかったかな。

でも、なかなか
そこまで先を見据えることは
できなかった^^:。

早い時期からの放デイさがしの仕方まとめ

結局いろいろ書いたけど

障害児ママさん
障害児ママさん

まだ早い時期での放デイ探し
ってどんな風に進めたらいいの?

について、私なりに思ったことをまとめてみました。

①進路が決まる前からできることは限られている

正直、
進路が決まる前から
できることは限られています。

でも、本当に何もしなかったら
希望が叶う放ディは選べないかもしれません。

だから…
年中のうちからできることは少ないけれど

  • 送迎範囲内にどんな事業所があるのか調べる
  • 自分の子にあいそうなのはどこの事業所か探る
  • ママ友や児発で
    各事業所の評判などの情報にアンテナを張っておく
  • 事業所ごとの毎年の募集の流れを把握しておく
  • 今からでもエントリーできそうなら、
    とりあえずお願いしておく

…など。

とにかく事業所に見学に行ったりしながら
コツコツ準備することが大切です!

②児童発達支援からの繰り上がりも視野に入れる

放課後等デイサービスと児童発達支援
両方やっている事業所に児童発達支援から入る。

そして、
就学の時期がきたら
繰り上がりで放ディに入れてもらう。

そんな裏技的方法もあります。

ただしこの方法には注意点も…

①まず、児発に空きが無くて入れない可能性

②「児発に既に在籍している子がたくさんいるので、
今から入っても放デイに繰り上がれる確証はない
と言われる可能性

入れても週1とか言われることもある

あくまで個人的な見解ですが、

年少か年中の早い段階だったら
児発からの繰り上がりを狙い、

それ以降だったらむしろ
児発がない放ディのみの所の方が
「繰り上がり」というライバルがいない分
入りやすい
ような気がします。

とはいえ事業所次第なので、
両方の方向性で考えていくのがいいかもしれません。

放デイについての
記事は以上です。


放課後デイサービスは、
子どもの居場所が増えるだけでなく
親の精神的負担が軽くなります。

アマミ
アマミ

私は入って本当に良かったと
実感しています!

この投稿が少しでも
過去の私と同じ悩みを抱える
障害児ママのお役にたてれば幸いです。

ABOUT ME
べっこうあめアマミ
べっこうあめアマミ
障害児ママライター
ライター&イラストレーター。知的障害を伴う自閉症の息子ときょうだい児の娘を育てながら、電子書籍作家としても活動しています。「ママがしんどくて無理をして、子どもが幸せになれるわけがない」という信念のもと、「障害がある子ども」ではなく「障害児のママ」に軸足をおいた発信を続けています。
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