子どもの口腔ケア、どうしてる?知的障害を伴う自閉症の息子が9歳にして1本も虫歯にならないワケ
甘いものが大好きな子どもたち、親としてはむし歯にならないか…不安になっちゃいますよね。
今日は、そんな子どもの口腔ケアについてのお話です。
9歳にしてこれまで一本もむし歯になったことがない息子
息子は赤ちゃんの頃から食べることが大好きで、食べることが趣味といっても過言ではないような子どもでした。
ごはん系のしょっぱいものも辛いものも好きですが、もちろん甘いものも大好き。
チョコレート、プリン、ケーキにクッキー、放っておいたらいくらでも食べてしまいそうなくらい大好きです。
特にチョコレートがだーいすき!!
しかし、そんな息子、9歳の今まで一度もむし歯になったことがありません。
どうしてこれまでむし歯ゼロでこられたのか、そんなにストイックではないけれど、私がゆるゆる取り組んできたことをお伝えしたいと思います。
食事やおやつの時間以外にお菓子を与えない、ダラダラ食べをしない
まず、私は息子に、乳児期から食事やおやつといった決まった時間以外にはなるべくお菓子を与えないようにしていました。
とはいえ、外出先でグズグズした時にラムネやグミを渡したり…ということももちろんあったので、完全にゼロではありません。
しかし、そういう時も量を決めて、ダラダラとたくさん食べさせないように、家では特に決まった時間以外に食べさせないようにしていました。
ダラダラ食べは、常に口の中に食べかすが残ってしまう原因になるので、むし歯の大敵!
小さい頃だからこそ、そういう食べ方をしない習慣をつけるのが大事かなと思っています。
また、息子には知的障害があることから、「食べ過ぎない」ためにもダラダラ食べをしないのは大切だったと思っています。
以前、知的障害がある成人したお子さんがいる方たちの親の会でお話を聞いたとき、「肥満は知的障害の二次障害」と言われたのです。
どうしても自制がきかなくなってしまう特性がある方もいるので、口腔ケアだけでなく、肥満防止の観点から見ても、ダラダラ食べをしないのは大事なことだと思います。
うがいができないならすすぎ不要の乳幼児向けフッ素スプレーを、幼いころから口腔ケア
息子はその障害ゆえに発達がかなり遅く、なかなかうがいができるようになりませんでした。
一度口に含んで出すって、なかなか理解してくれなかった…。
しかし、うがいができなくても歯みがきはできますし、うがい不要の歯磨き粉もあるのです。
特に、スプレータイプのものだと、口の中に違和感が残らず、不快感が無いようでした。
乳幼児向けの、うがい不要のものであるか確認は必要ですが、歯みがきだけではなく毎日フッ素入りの歯みがきスプレーを歯に塗布することで、歯の健康は守られていたと思います。
定期的に歯医者さんに通い、口の中をチェックしてもらう
やはりプロの目は大切…ということで、定期的に歯医者さんに通うこともおすすめです。
何も悪いところがないのに歯医者?
と思うかもしれませんが、歯医者さんには何もなくても定期的に通った方が良いと思います。
定期的に診てもらえれば、むし歯などの口腔トラブルに早期に気づくことができますし、フッ素塗布や歯垢除去もしてもらえます。
むし歯があまりに進行してからでは、親も子も治療へのストレスが半端なくないですか?
ぜひ、早い段階で気づけるように、むしろむし歯になる前に気づけるようにしたいですよね。
また、障害があったり発達に課題があったりする子の場合は特に、歯医者は非常に難所になってしまうことがあります。
感覚に過敏さがある子なら、口の中を触られるのは非常に不快感が強いでしょう。
音や匂いに嫌悪感を抱く子もいるかもしれませんよね。
そういう意味で、最初はただ慣れるため、椅子に座ることができるようになるため、というところから始めるという意味で、歯医者に通うことも大事です。
息子の周りの障害がある子たちでもそうしている子は多かったですし、息子も最初はただ、慣れるためだけ、次に歯みがきするだけ、という形で徐々に歯医者に慣れていきました。
虫歯は治療より予防が大事!自分も子どもも健康な歯を保つために
ここまで書いてきたように、むし歯は
「治療」よりも「予防」
が非常に大事です。
誰だって痛い思いはしたくないし、予防ですむならそれにこしたことはないですもんね。
そして、忘れがちですが、むし歯予防は子どもだけでなく、親だって忘れてはいけません。
大人だってむし歯になりますし、案外、大人の方が、ずっと放置し続けていて大変なことになっていた、なんてことも…。
実際、私は自分がむし歯で痛い目にあいました―!!💦
自分も子どももいつまでも健康な歯を保てるように、できる対策はしていきたいですね。