管理者プロフィール
就学について

就学相談で納得の進路を。発達が不安なら早めの行動がおすすめ

amami0702
アマミ
アマミ

こんにちは!

障害児ママライターの
べっこうあめアマミです。

知的障害を伴う自閉症の息子ときょうだい児の娘を育てながら、
「障害がある子ども」ではなく
「障害児のママ」に軸足をおいた発信を続けています。

障害児育児をもっと楽に、
ママの笑顔につながればうれしいです。

私の息子には、知的障害を伴う自閉症があります。

実は、息子のように障害や、発達に課題がある子は、小学校に入る前に必ずやらなくてはならないことがあることをご存じでしょうか。

そう。それは、就学相談です。

今回は、就学相談について掘り下げてお伝えします。

なぜ就学相談を受けるの?

就学相談は、障害や、発達面の課題などがあるお子さんが、普通の学級で何の支援もなく学んでいくことに不安がある場合に、教育委員会に適切な学びの場を相談する機会です。

より具体的に言うと、普通学級か特別支援学級か、もしくは特別支援学校か、どこに進学するのが最も適しているかを決める場です。

普通学級に在籍する場合でも、通級指導教室を利用する場合は就学相談を受ける必要があります。

何も迷うことなく普通級を選ぶようなお子さんであれば、受けることはないでしょう。

しかし、少しでも不安を抱えているならば、就学相談は受けたほうがいいと思います。

私の息子のように、比較的重い障害があって、最初から普通級を考えないお子さんがいるご家庭であれば、就学相談を考えないことなどないと思います。

しかし、いわゆるグレーゾーンと言われるおこさんであったり、軽度の障害のお子さんであったりする場合は、普通級を希望していて就学相談すら考えない方もいるかもしれません。

ただ、この記事を読んでいる方は、何かしら子どもの発達や進路について不安があるのではないでしょうか。

「就学相談を受ける=普通級に行けない」わけではない

障害児ママさん
障害児ママさん

就学相談を受けたら、普通級には行けず、特別支援学級に行かされてしまうの?

もしかしたらそんな不安を持っている人もいるかもしれません。

しかし、それは誤解です。

就学相談を受けたからといって普通級に入りづらくなることはありませんし、マイナスなことはありません。

就学相談を受けても普通級判定だったということもよくありますし、それ以外の判定が出たとしても、強要はされません。

あくまで就学先を決めるのは親と、当事者である子どもの意思です。

だから「相談」なのです。

漠然とした不安をかかえているならば、早く就学相談を受けたほうがすっきりするのではないかと思います。

就学相談ってなにするの?就学先の判定や相談回数

「就学相談では何をするのか」これは地域差があるかもしれませんが、おおむね一緒だと思います。

  • 教育委員会の人との面談
  • 発達検査
  • 専門家による子どもの行動の観察
  • 医師の診察

上記の4つくらいではないでしょうか。

就学や発達に関する専門家が、本人の発達段階や性質を見て、よりよい進学先を一緒に考えてくれる場だと想像してもらえればいいかと思います。

就学相談では、教育委員会から最終的に就学先の判定をもらいます。

それに親も同意ならば就学先は決まり、就学相談は終了。

ただ、親と意見が食い違った場合は、学校見学や体験入学など、その子にとって本当に良い進学先はどこなのかを、受け入れ先の学校とも話しながら相談を重ねます。

そのため、人によって回数はかわってくるかと思います。

就学相談の申し込み方法!早めに、主体的に、動こう

就学相談は、教育委員会に相談の受付をすることから始まります。

地域により受付の方法には差があると思いますので、

「地域名 就学相談」

と検索して役所のホームページなどを見るか、学務課や通っている幼稚園や保育園、療育などに聞いてみるといいと思います。

大事なのは、とにかく親が主体的に動くことです。

待っていてもお便りなどが来ない自治体も多いですから、積極的に問い合わせましょう。

受付してもらったら、面談の日程を案内されます。

しかし、これが結構待つことになるかもしれません。

私の息子のときも、受付初日に電話しましたが、かなり先になってしまいました。

今は就学相談を希望する子が増えているようで、いたしかたないかもしれませんね。

「期間内に電話すればいいや」とのんびりしていたら夏ごろになってしまった、という話も聞きました。

受付したらすぐに相談にのってもらえるわけではないようです。

学校公開に絶対に行くべき理由!

一般的に、夏前くらいに支援学級や支援学校の学校公開が行われます。

進学先として考えている学校は、間違いなく見学に行ったほうがいいです。

支援学級も支援学校も学区があり、自由に選べるというわけではありません。

ですから見学しても選べないと思うかもしれません。

しかし、支援学級を考える人は特に、学校見学は行くべきです。

なぜなら支援学級は、学校による差が大きいからです。

実際に見にいくとわかると思うのですが、在籍している子どもたちの様子も、先生たちの支援方針も、学校によって差があります。

もし、学区の支援学級が微妙かなと思うなら、それも就学相談で相談したほうがいいでしょう。

引っ越して学区を変えたり、普通級か、場合によっては支援学校の検討も必要かもしれません。

だから学校見学は大事なのです。

学校見学は年中や年少の時から行っている人も多いです。

私は気になる支援学級と支援学校は、年中のうちに全て見学に行きました。

だから、今まだ先だと思う人も、学校公開に行けるのならぜひ行ってみるといいと思います。

アマミ
アマミ

私は行ってみてよかったです。

これを読んだら今すぐ動こう!

長々と書いてしまいましたが、まだ就学相談に申し込んでいない人、この記事を読むまで「就学相談」という言葉があまりピンと来ていなかった人は、これを読んだらぜひ動いてみて下さい。

就学相談は年長さんしか受けられませんが、年中さんのママも、学校見学なら今からでも行けます。

いずれにしろ、わが子の将来に満足いく選択ができるように、早め早めに動いていくことを、強くおすすめしたいと思います。

ABOUT ME
べっこうあめアマミ
べっこうあめアマミ
障害児ママライター
ライター&イラストレーター。知的障害を伴う自閉症の息子ときょうだい児の娘を育てながら、電子書籍作家としても活動しています。「ママがしんどくて無理をして、子どもが幸せになれるわけがない」という信念のもと、「障害がある子ども」ではなく「障害児のママ」に軸足をおいた発信を続けています。
記事URLをコピーしました