入園後のイメージができる!保育園のメリット、デメリット
前回の「専業主婦でも認可保育園に預けるには?」の記事に引き続き、
今回も保育園についての記事をお届けします。
数年前、長女の保活をするにあたり下調べをすればするほど、「制度」そのものではなく、実際に保育園に入れた場合に我が家にどんな変化が訪れるんだろうか?という疑問が出てきました。
子どもを保育園に預けられたらとても助かるけれど、
これまでの生活一変するなぁ。
保育園を利用することのメリット・デメリットは一体なんだろう?
「幼稚園に比べると教育面が充実していない」とよく聞くよね。その辺はどうなんだろうか?
当時の私たち夫婦はこんなことを疑問に思いながら保育園の下調べをしていました。
やはり、知りたいのは【生の声】ですよね!!
今回は保育園のメリット、デメリットについて、
実際に保育園を利用した私がリアルに思ったことを交えながら
お伝えしたいと思います。
保育園のメリット
預かり時間の長さ
保育園の良いところは、なんといってもその預かり時間です。
保育園によって預かり時間に差はありますが、大抵の保育園は朝9時から夕方5時までは預かってくれると考えてよいでしょう。
それ以上に、朝の7時半からだったり、夕方も6時や6時半まで預かってくれるところも多いです。
延長保育もあります。
延長保育は、
- 両親の帰宅時間が常に遅く、定期利用という形であらかじめ申請して契約する方法
- 残業でお迎えの時間に間に合わない日だけ利用するという方法(スポット利用)
があります。
延長保育を利用すればかなり遅い時間まで預かってもらい、仕事をすることができます。夕食や補食が出る場合もあります。
これは働くママにとって本当に助かりますよね!!
教育面は幼稚園と変わらない
昔は保育園というと、「子どもを預ける」というだけで、教育面は幼稚園に比べると充実していないというイメージがありましたが、今はそれが変わりつつあります。
今の保育園は、ただ預かるだけではなく、様々な教育もしてくれます。
お散歩や公園遊び、プールなど、園の外へ行っての活動もありますし、運動会、発表会など園行事も充実しています。
園によって特色を出しているところも多い印象でした!
この辺りは正直幼稚園と大差無いと感じました。
園庭のない保育園も多いですが、そういう保育園は大抵毎日お散歩に行ったり、園外にいつも行く公園を決めていて、そこで外遊びもさせてくれます。
後は、たとえ園庭がなくても、屋上に運動できるスペースや菜園などを作っている保育園もあります。
幼いうちから集団生活をする強みも!
子どもはやはり、集団の中で成長します。
もちろん家庭でお母さんと二人でいても、それはそれで良いところもたくさんありますよね。
ですが、同年代のお友達と一緒に1日の大半を過ごすと、
子どもに社会性が身につきます。
実際に娘も、
お友達と一緒に遊んだり、または喧嘩したりする中で、
家では決してできない経験を積むことができたなぁ。と実感しています!
他の子がやっていることを真似したり、影響を受けたりするので、色々なことができるようになるのも早かったように感じます。
一概には言えませんが、低年齢の保育園に入っている子は、そうでない子に比べ、発達が早めな子が多いように感じます。
いずれ変わらなくなるので大した問題ではないですが、それはこの集団生活のおかげかなと思います。
特にトイレトレーニングなどは、保育園に行くと進みが早いようです。
「自分だけオムツは恥ずかしい」「みんなと一緒にトイレに行きたい」
と幼いながら思うのでしょうか。
私のママ友が通っている保育園では、
「トイレトレーニングは園でしますので、
ママ・パパはあまり気に病まないでくださいね!」
とやさしく先生がサポートしてくれたそうです。
また、1日の大半を保育園で過ごすので、トイレトレーニングにおけるお母さんの負担やストレスも、かなり軽くなります。
親の出番が少ないのも助かる!参加行事も負担はあまりない
保育園のもう一つのメリットとして、親の出番が少ないというのもあります。
保育園は基本的に、何か理由があって子どもを預けなければならない親が保護者なので、親は忙しいということが前提です。
親が参加する行事はもちろんゼロではないですが、
幼稚園に比べるとかなり少ないです。
それでも参観日や懇談会、保護者会などはあります。
ですがさほど負担にならないレベルでした!
注意!手作りの入園グッズを求められる場合も
保活の下調べをするより前の話になるのですが
以前、幼稚園帰りの子を見かけたとき、
手提げバッグ・スモックなどがすべて手作りで
装飾もされていたんです。
とてもかわいいけれど、
保育園でも手作りグッズを求められるのかな?
仕事をしながら裁縫をするのは負担が大きいなぁ。
そんな不安をいただいていました。
しかし、調べていくうちに杞憂だということがわかりました。
入園の際にグッズの制作などが必要になるかもしれません。
でもほとんどの園では既製品でもいいですし、学芸会などで衣装が必要ということもなく、特に労力を使うような制作物を求められることはないです。
ただ、見学に行った保育園の中には、入園の際に、子どもの寝る布団につける特別なマークを、刺繍もしくは 布を組み合わせて縫い付けて作って欲しいと言われたことがありました。
見本を見ると、ミシンできっちり作った、そこそこ手の込んだ刺繍で、これは面倒くさいなと思ったことがあります。
ですので、結論を言うと、手作りグッズの有無は園によって多少差はあるとは思います。
給食のありがたさ
給食があることも、保育園の魅力の一つですよね…!!
幼稚園だと、完全にお弁当、もしくは週の何日かだけ給食
というパターンがほとんどです。
また、お弁当か給食か過程ごとに選べる「選択制」を導入している園もあり、
「毎日給食があるからこの幼稚園を選んだのに、お友達がお弁当を選択していて…子どもに泣きつかれて結局毎日お弁当になってしまった…」
という話も聞いたことがあります。
これはお母さんにとってかなり負担になりますよね。
ですが保育園だと毎日給食なのが普通!
これは働くお母さんにとってもかなり助かるポイントです。
給食…というと、宅配弁当なのかな?
違うよ!
そもそも保育園には、
給食を作る場所が備わっている必要があるそうだよ!
園によっては焼きたてパンを提供してくれたり、ビュッフェ形式だったり、給食にはこだわりのある保育園も多いです。
また、給食は栄養バランスを考えて作られているので、朝や夜、家で時間がなくて凝った料理を作れなくても、お昼の保育園の給食で栄養をまかなえる、と期待してしまうところもあります。
給食の他におやつもあります。これも園によって差はあると思いますが、私が見学に行った保育園はほぼ全て、手作りのおやつを提供していました。
おやつの他に、延長保育の場合に補食を出してくれるところもあります。
少数派かもしれないですが、延長保育の場合に夕飯を提供してくれるところもありました。
このように、保育園の食事のフォローはとても魅力的です。
保育園のデメリットは?送迎や感染症は大丈夫?
送迎の負担がある
保育園のデメリットはこれといって多くはありませんが、やはり送迎を自分でしなくてはならないことは確実です。
幼稚園だと通園バスがあるところもありますが、保育園でそれはないです。
送迎の方法をよく考える必要性
東京都内だと、ほとんどの園で駐車場はないと思います。
ですので、基本は自転車か歩きでの送迎となります。
自転車置き場やベビーカー置き場は
あるのかな?
駐輪場やベビーカー置き場の有無についても、
入園前にしっかり下調べをした方がいいよ!
私が見学をした保育園では…
- 自転車置き場はあけれど、朝預けて帰りに迎えに来るまでずっとおきっぱなしは NG 、というところもありました。
- ベビーカー置き場は、ある場合・ない場合があります。
- 抱っこひもなどを置かせてくれる所もあれば、置くスペースがないところもあります。
これは地味に重要な問題!!
どういう形で子どもを送迎するのか、よくよくイメージした方がいいです。
もしすごく気に入った保育園でも、そこが送迎にかなり時間がかかるところだと、通わせ続けるのはきっと大変になるでしょう。
もし、ベビーカー置き場が確保されていなかったり、抱っこ紐の置き場がなかったりした場合、それらを持って職場に行く光景を想像し、よくよく考えた方がいいです。
そして、まだ子どもが0歳のうちは抱っこ紐で送迎できると思いますが、1歳を過ぎると、子どもを抱っこ紐で運ぶのはなかなか難しくなってきます。
歩きたがりますし、大きくなってボリューム感もありますし、何より重いです。
イヤイヤ期も重なると、送迎の難易度がぐっと増します。
そんな時、ベビーカーか自転車で送迎、と考えるのが妥当だと思います。
ベビーカー置き場があるか、自転車置き場に自転車はずっと置いておけるのか、確認した方がいいと思います。
職場までそのまま自転車で行けるのなら問題ないですが、自転車を置いて電車で職場に行くのならは、別途自転車置き場を契約する必要があるかもしれません。
また、ごくまれに、都内でも駐車場がある保育園もあります。
こういう保育園を見つけた時は、そこはかなりレアケースですので、多少家から遠くてもチェックしておくといいでしょう。
兄弟がいる場合、車で送迎できるとすごく楽ですし、通勤で車を使う人ならば、すごく便利だと思います。
感染症のリスク
もう一つ保育園のデメリットというと、
感染症にかかりやすい!というのがあります
これは保育園に関わらず、幼稚園でも同じなのですが、
保育園はいる時間が長いこと、かなり低年齢児から在籍していることから、どうしても感染症がより蔓延しやすいように感じました。
どうしても4歳、5歳児に比べ、
免疫力の弱い0歳、1歳のほうが感染症などにかかりやすいです。
もちろん保育園も、 感染症対策にはかなり気を使ってくれています。
なので、感染症については致し方ない問題だと思います。
子どもの熱が37度5分以上あると、保育園には行けません。
それ以外の症状でも、皮膚疾患、目の充血など、保育園への登園が NG になる症状はあります。
あくまでうちの子の場合ですが、幼稚園に通園していた時期より、保育園に通園していた時期の方がよく体調不良で休みました。
子どもの体調不良は親のピンチ
子どもが体調不良で保育園に行けない場合、親は急遽仕事を休まなくてはなりません。
私のように、
両親が近くに住んでおらず頼れない
というケースも多いのでは?
子どもの体調不良は読めない分、
突如大ピンチに追い込まれますよね!
「保育園に預けられない時にどうするか」が働くお母さんにとってはかなりの大問題です。中にはそれが原因で就労をあきらめてしまったママ友もいるほど!
もっと社会全体で、子どもの体調不良に対応しやすい雰囲気を作ったり、病児保育の施設を増やしたりできたらいいのになと思います。
そうすることで、結果として無理して登園する子が減り、感染症の蔓延を防ぎ、お母さんも働きやすくなるのではないかと思うのです。
まとめ
以上が私が保育園について感じたこと、これから保育園を検討しているお母さんが考えた方がいいことなどをまとめたものです。
私の主観や経験則が元になっているので、異論もあるかと思います。
私自身、保育園のすべてをわかっているわけではないので、「こういう意見もあるんだな」と参考までに捉えて頂ければと思います。
保育園は預かり時間が長く、0歳児からの入園もできるので、まだ幼い我が子を預けることに不安を感じたり躊躇する人もいるかもしれません。
でも今の時代、幼稚園より保育園に通っている子の方が大多数です。
保育園に興味があれば、ぜひ見学に行き、応募してみてください。
とはいえ、保育園は今や激戦の時代、入れたくてもフルタイムで毎日働いているお母さんや、育休取得中のお母さんしか入れられない…と思っている方も多いと思います。
確かにそうです。
でも、そうでないお母さんでも全く不可能ではありません。
以前、「専業主婦だけど保育園に預けたい」という人に向けた記事も書いているので、良かったら読んでみて下さいね!
よろしければまた、お越しください。